神石高原町では、告知放送の統一・テレビ難視聴地域の解消・高速インターネット利用環境の整備の3点の課題を解決するには、ケーブルテレビ事業を行なうのが最良の方法だとして、国の補助を受けて地域情報通信基盤整備事業に取り組むこととし、広島県府中市でケーブルテレビ事業を行っている株式会社ケーブル・ジョイと長期業務提携(IRU)することになりました。地域情報通信基盤整備事業では神石高原町内全域に光ファイバーケーブルを張りめぐらせ、『神石高原かがやきネット』としてサービスを行って参ります。
課題1)告知放送の統一
神石高原町には、現在、合併前の自治体から引き継いだ異なる種類の行政告知放送システムがあります。「神石高原かがやきネット」により、町内で統一した行政情報の伝達が行なえるだけでなく、数日前の放送を確認したり、自治振興会長などから直接放送することができるなど、地域に密着した放送も可能になります。
課題2)テレビ難視聴地域の解消
国の計画では、地上アナログ放送は平成23年7月24日までに終了し、それ以降は地上デジタル放送のみになることとなっています。しかし、神石高原町内には、地上デジタル放送を視聴することができない地域ができると危惧されています。「神石高原かがやきネット」なら、町内での難視聴地域の解消を実現することが可能です。さらに、ケーブルテレビ局に対する国からの要請を受け、デジタル放送をアナログ放送に変換し、平成27年3月までは、アナログテレビのままでも、テレビ放送を視聴できるようにする予定です。
課題3)高速インターネット利用環境の整備
神石高原町内では、基地局からの距離によって通信速度が異なるなど、インターネット環境は決して満足いくものではありません。そこで町内のインターネット環境格差を解消する為にも、新たなインターネット環境の整備が望まれています。「神石高原かがやきネット」は、町内のどの地域でも、安定した高速インターネットの利用を実現します。
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